正直、日勤が続くのはきつい。5日勤・6日勤とか、4日勤夜勤もむり。
できれば夜勤と休みをバランスよく配置してほしい
病棟勤務の看護師は、「2日勤+夜勤+休み」や「2日勤+休み+1日勤+夜勤+休み」といったように、日勤は1〜2連勤程度で夜勤と休みがほどよく配置されているシフトが理想ですよね。
唐突ですが、看護師が日勤のみのシフトが続くときついと感じる理由や、きついと感じるシフト例を深掘りしてみましょう!
看護師が日勤のみで働くのがきつい理由って?
外来やデイサービスなど、通常のシフトが日勤のみとなる看護師と違い、病棟看護師の場合は「日勤のみの勤務が続くときつい」と感じることが往々にしてあります。
朝早く起きる必要がある
朝の早起き!コレ、3日以上続くと正直きつい!笑
病棟勤務の看護師の場合、日勤の始業時間は8:30でも、多くのケースで前残業が主流です。
もはや主流になってるのがおかしい・・
例えば、新人さんなら7時半までには病棟に着いて情報収集をしているようなこともあります。
中堅の看護師でも、8時前には情報収集を終えて点滴やラウンドの準備を完了させていることがほとんどです。
準備を終えたうえで夜勤からの申し送りを聞き、すぐに患者さんの元へ行く、というスタイルが当たり前のようになっています。
勤務終了後の残業も当たり前に行われている場合、次の日も日勤で早起きしないといけない、という状況にきついと感じる人が多いんです。
往復が多くたくさん出勤している気分になる
日勤のみの勤務が続くと出勤回数がぐっと増えたような感覚になるよね
二交代制の夜勤だったら1回出勤だけで2日働いたことになるから、正直その点は夜勤のメリット。
同じ5日間の勤務であっても、二交代制の夜勤の場合は「入り」の日だけ出勤すれば良いので、2回の出勤というイメージです。
入り | 明け | 休み | 入り | 明け |
一方で、5日間のうち日勤が4日で休みが1日入る場合、当然ですが4回出勤する必要があります。
日勤 | 日勤 | 休み | 日勤 | 日勤 |
ここの往復のストレスが、日勤が続くときついと感じる理由の一つとして挙げられます。
三交代制だとまた違ったきつさがあるよ!
夜勤手当が減るため手取りが下がる
日勤のみの場合、給料全体の手取り金額が下がります。シフトに夜勤があると夜勤手当が入りますが、実はその夜勤手当の金額は割と高いものです。
日本看護協会の調査によると、夜勤手当の平均は以下のとおりでした。
平均手当額 | |
---|---|
三交代制:準夜勤の手当額 | 4,154 円 |
三交代制:深夜勤の手当額 | 5,122 円 |
二交代制:夜勤の手当額 | 11,286 円 |
例えば上記の表の金額どおりの手当だとして、二交代制の場合で、月に5回夜勤に入れば基本の収入にプラス56,430円となります。
もし月に3回の夜勤になってしまうと、22,572円分、収入が減ってしまうんですね。
夜勤の手当ってやっぱりいいんだよね・・日勤のみになるとかなりきついね。
看護師は収入があってなんぼの仕事でもあるので、収入の減少も、日勤のみの勤務が続くときついと感じる理由と言えるでしょう。
そもそも基本給がもっと高くていいと思う
患者さんや医療スタッフの活動時間のためとにかく忙しい
患者さんが起きている時間帯であることや、医師の診察や検査・手術などは日勤の業務時間帯に行われるため、とにかく多忙になります。
夜勤の場合には、ナースコールが落ち着いている時間にカルテの記入を終わらせたり、メンバー間で雑談しながら雑務を進められる時間帯があるので、やや落ち着いて業務ができるメリットがあるのです。
反対に、日勤は一息つく時間がないって感じ。少し余裕ある日もなくはないけども。
要は日勤の場合は、医師の診察補助、患者さんのケアや相談対応、入院患者さんの受け入れなど、多重課題に追われます。
こういった業務は集中力が必要となりインシデントを起こさないようにと気を張ることも多いため、日勤が続くときついと感じてしまうんですね。
コミュニケーションの頻度が高い
日勤のみの勤務が続くことで、人間関係のストレスを感じることもあります。
日勤が患者さんや医療スタッフの活動時間であるということは、コミュニケーションの頻度が高くなる時間帯とも言えるためです。
患者さんのケア中や家族からの質問対応、医師・看護師やコメディカルとの連携など、日勤帯では多面的なコミュニケーションが求められます。特定の患者さんやスタッフとの人間関係に悩んでいる場合には、とくにストレスになるかもしれません。
夜勤で苦手な患者さんの受け持ちだったり、そりが合わない先輩と同じ勤務になるほうがきついなってこともあるし、人間関係はどこにいてもどんな時間でもストレスだね。
病棟看護師が日勤のみできついと感じるスケジュール例
病棟看護師の日勤の場合、勤務時間は「8:30〜17:00」が多いですよね。病院によっては、9:00〜17:30というような勤務もあるようです。
17:00の定時ピッタリに帰るために、勤務前には「今日は5時ピタで終わらせる!」なんて会話もよくあるね!
「今日は5時ピタ無理かも・・」って朝から絶望するときもあるよね
毎日5時ピタに帰れたら、日勤のみの勤務が続いてもそこまできついとは思わないかもしれません。しかし残念ながら、どうしても定時では帰れないときのほうが多いものです・・
だから日勤のみの週が月に1回でもあると正直きつい・・
日勤が続いてきつい1週間の例
日勤のみの1週間になると、「3日勤+休み+3日勤」のようなこともあれば、5日勤や6日勤が入ったり、4日勤+夜勤で計6連勤になるようなこともあります。
図にしてみると、以下のようなイメージですね。
こんな感じの日勤続きのシフトはあるあるだよね。
日勤が続いてきつい1ヶ月のシフト例
このシフト、5日から12日まで日勤だらけだ!休み1回だけかぁ。こういうときあるよね。
14〜17にかけて、夜勤がしれっと2回連続で入ってるし。日勤続きとかじゃなくてもきついシフトもあるよね。
中途半端に休みの間に日勤が1日だけ入ってるのもあるね。29日だけが日勤で前後休み。
例えば、月をまたぐ時にたまたま6連勤になってしまった、というパターンもあるあるですよね。6連勤は労働基準法には違反しないので、受け入れざるを得ないという現実があります。
比較的落ち着いている土日の日勤でも、連勤になると本当にきついと感じる看護師さんは多いのではないでしょうか。
日勤のみのシフトがきついと感じる場合の対処法は・・?
シフトは他メンバーの休み希望との兼ね合いだったり師長さんの裁量で決まるため、自分のシフトだけたまたま日勤続きできつい感じになっていた・・ということはザラにあります。
病棟勤務ではどうしても毎日定時に上がるのは難しいことも多いので、休めるときにしっかり休む、または仕事のことを忘れるくらい趣味に没頭する時間をもつようにしてくださいね。
日勤のみのシフトが続く場合に、看護師のみなさんはどうしているのか、後日アンケート調査結果を載せます。今しばらくお待ち下さい。
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